上越子育て情報コラム /2026.02.18
きょうだいは公平・平等に育てたい。
「自分ばっかり損してる」なんて思わせたくない。
そう思って気をつけているつもりの行動が実はNGということも。
今回は、そんな思いからついやってしまいがちな「きょうだい育児のNG」を3つ紹介します。
どっちがすき?聞かれたら「どちらも」と答えている
親は「平等」を大切に伝えているつもりの場面ですが、ここでこどもが欲しい言葉は「あなただよ」一択なのです。
どの子も親から誰よりも愛されたい、自分が一番でいたいと願っています。ですからその気持ちに寄り添いましょう。親にとってどの子もかわいく皆1番なのですから、ここはこどもの気持ちを汲んで「あなたが一番」と答えても決して嘘ではありません。
別の子に聞かれたら同じように「あなたが一番」と答えてOK。
もし子どもたちがそろってどっちなのと迫ってきたなら、順番にこっそり耳打ちしましょう。
「あなただよ」
なかよくしてほしくて、相手をほめている
お互いにいいところがあることをわかってほしいと思っての親の行動ですが、こども側から見ると「相手ばかりが褒められている」「きょうだいと比べて自分はダメだと思われている」というメッセージになりかねません。
その子の良いところは、本人に直接伝えましょう。ママパパに褒められることは、子どもの心の栄養になります。逆に「比較された」という思いは、心にダメージを与えることも。こちらにそのつもりがなくても、こどもたちは常にきょうだいと比較して受け止めがちであることを忘れずにいたいですね。
もちろん、きょうだいの前でその場にいる別の子をほめることは、決して悪いことではありません。
しかしこの時こそ「公平・平等」を忘れずに。
別の機会には、そのときほめられなかった子たちの良い点をほめておきましょう。
家族みんなでおでかけするよう心がけている
家族そろってのおでかけは大切な思い出となるので大事にしたいですね。
「きょうだい皆に同じくいろんな体験をさせてあげたいな」と親は考えています。
けれども子どもは「自分が」大切にされた体験を求めています。
そこで、たまにはその子と親だけの時間を作ることがお勧めです。
ささやかなものでいいのです。近くの公園に出かけるだけでも、ママパパを独り占めできる時間があったことは子どもの宝物になります。
一人ひとりと向き合うコツ
きょうだい育児のゴールは「親は平等に育ててくれた」と子どもが感じること。
親がいくら平等に育てていると思っても、子ども本人がそう感じていなかったら意味がなくなってしまいます。
それに、そもそも「全く同じ扱い」はとても難しいことです。きょうだいの年齢やその時の家族がおかれた状況で、同じようにはできないことがあって当たり前なのです。それを親が認め、理解していることが大切です。
子どもが不平等を訴えてきたら、気持ちを聞いてみましょう。自分の思いを聞いてもらえるだけで子どもは納得できることも多いのです。
また子どもの個性によって受け止めが違うことも忘れずに。
きょうだいに「まったく同じことをすること=平等」だと思ってしまうと、各々の個性で納得できていない場合があります。
まずはその子その子をしっかり見て、話を聞き、納得できるように対応する。
表面的に平等ではないようにみえても、「子ども一人ひとりは平等と感じている」ことがあるのも忘れずに。
編集者プロフィール
中條美奈子
認定NPO法人マミーズ・ネット理事長。子育てひろば全国連絡協議会理事。子育て支援歴は30年以上。現在は、子育て支援者の人材育成や講演、コンサルティング等で全国を飛び回って活動しています。
