上越子育て情報コラム

今、赤ちゃんを抱っこしながらこのコラムをお読みいただいているママへ。
毎日の育児、本当にお疲れさまです。あげたと思ったらまたすぐ求められる授乳、もう何枚替えたかわからないオムツ、やっと寝たと思ってそっとベッドに降ろしたら発動する背中スイッチ。愛しいと疲れたとかわいいと眠たいと…そんな繰り返しの毎日の中で、「自分の時間を持ちましょう」と言われても、一体いつ?どうやって?という気持ちになるかもしれません。
そもそも自分時間って必要?
赤ちゃんを初めて胸に抱いたあの日から、それまであふれるほどにあったはずの「自分時間」が全て「育児時間」になった人も多いのではないでしょうか。「それがママになるってことでしょう?」と思うかもしれません。もちろん限りある時間のうち、多くをわが子のために使うことにはなります。でも、だからといって自分時間をあきらめないでください。実は、ママが自分時間を持つことは子育てにおいてたくさんの「メリット」があるのです。
ママが自分時間を持つメリット
ママ自身が自分の時間を持つことは、健康なメンタルを保つために不可欠。リフレッシュしてストレスを軽減することは、育児に対するポジティブな気持ちを維持することにつながります。イライラやモヤモヤといったマイナスの感情も、自分を大切にすることで少し冷静になれます。また、ママが安定した情緒を持つと家族にも穏やかに接することができ、子どもやパートナーの情緒もまた安定します。ママが自分のご機嫌を自分でとることは、家族にとっても実はいいことづくめなのです。
どうやって自分時間を確保する?
とはいっても、なかなかとれない自分時間。まずはほんの短い時間でも自分が嬉しいことを実践してみてください。5分あれば推しのMVを1曲見よう、10分あれば温かいハーブティーを飲もう、というように自分が喜ぶ方法をたくさん知っておく(思い出す)こともポイントです。
ママだけが頑張らなくても大丈夫
コマ切れ時間ではできることも限られているので、ときにはまとまった自分時間もぜひ取ってください。パートナーや家族に任せるのもよし、子育て支援制度を活用するもよし。市内には子どもを預かってくれる様々な制度やサービスがあります。
成人まで18年…そう考えると、子育ては言わば長距離マラソン。序盤から全力疾走しては体力がもちません。目標は笑顔で完走ですから。上手に給水タイム=自分時間をとりながら進みましょう。自分のペースを大切にし、時には立ち止まって深呼吸することも忘れずに。“自分の時間”も、大切な子育ての一部です。うまくいかない日があっても、心がぐらぐら揺れる日があっても大丈夫。そんなときは、どうか私たちのことを思い出してくださいね。
編集者プロフィール
青木美由紀
認定NPO法人マミーズ・ネット副理事長、子育て応援メディア編集長。子育て真っ最中3児の母。好きな食べ物はたこ焼きとチョコレート。